「インテリア性の高い暖炉」
今日ご紹介するのは、インテリアとしての「火」を手軽に楽しめる暖炉。
先日引き渡しをした、「平塚の家」に導入した事例ですが、
最近のネイチャー・デコール設計のお宅ではかなり導入率の高いモノ、
それが、このバイオエタノール暖炉です。
バイオエタノールとは、トウモロコシやサトウキビなどを原料として作られた
燃料で、有害物質や煙を発生させないエコな暖炉です。
そしてなにより大げさな煙突工事が必要無く、まわりのデザインに合わせて
「火」をインテリアの一部として楽しめることが一番大きな利点でしょう。
リビングルーム側
ダイニングルーム側
この家では、部屋の中心に暖炉を設置し、
ガラスを通して、リビングルーム側からもダイニングルーム側からも
「火」を楽しめる様に設計しました。
丁度部屋の中心に来る2本の構造柱を大きく巻き込み、
構造柱を見せずに空間に馴染ませております。
燃料の注入・着火・炎の調整や消火まで操作も覚えやすく、
安全性というのもこのバイオエタノール暖炉の利点のひとつですね。
静かに立ち上がるこのオレンジ色の火は、癒されます。
そして、暖炉の廻りを演出してくれたのは、
いつもの造形集団による擬石です。
今回もかなりの精度でいかにも本物の石のごとく創り上げていただきました!
実際はこんなに大きな石は一般の住宅において積み上げることは
不可能なのですが、その非現実的なシーンを作れてしまうのが、
擬石を取り入れていく上での、最大の魅力なんです。
これは、以前お知らせした屋上テラスに導入した
外部用のバイオエタノール暖炉です。
内部にも外部にも、あらゆる場所で「火」を楽しむことが出来る、
これからの空間の演出を彩る可能性を感じます。