「あると便利な、室内ランドリールームの話」

 

花粉の時期の対策であったり、共働きの家の要望に多いものに、

「室内ランドリールーム」があります。

洗濯モノを外に干しっぱなしにしておきたくない、

洗濯機と乾燥機を入れて、屋根のある室内干しができるスペース。

広さ的には2帖から広くても4帖程度のスペースですが、

このスペースは結構活躍の場が広そうです。

そこで、今回は最近要望の多い「室内ランドリー」についてのポイントを

いくつかまとめてお話しします。

 

1. 風通しが良く、自然光が差し込む大きな窓があること。

室内に干して後は乾燥機頼り、ではなく風が通ることでより乾きを良くするので、

出来れば二面の窓を設けて風の流れを作れるように計画します。

窓は、南や東に向けて開口しより自然光が差し込むようにしていくことが

望ましいです。

 

2. 合理的な動線計画。

バスルームで脱衣〜そのまま洗濯機へ、そして乾燥〜季節の良い時期は隣接した

外のデッキにも物干しが出来〜乾いた衣類をアイロン掛けし、たたみ

〜各クローゼットへ収納。この一連の生活動線を良く考えレイアウトしていくことで

ストレスのない家事動線が出来ます。

 

3. アイロン掛けなどの作業スペースの確保。

スペースも広いに越したことはないのですが、「室内ランドリー」はユーティリティ

を兼ねるので、洗濯関連の諸々の収納と一緒に、アイロンなどが出来るカウンター

を一画に設けておくと使い勝手が広がります。

 

こんなことにポイントをおきながら「室内ランドリールーム」を計画しておくと

活用性の高い、とても便利なスペースとなるでしょう。

 

 

室内ランドリー事例 1

ラン.3 2

外のデッキと隣接した室内ランドリーの事例です。

ランドリールームの隣はパウダールームそしてその隣にはウォークインクローゼット

があり、動線が一直線で繋がる計画にしました。

 

 

 

室内ランドリー事例 2

ラン.1

 

ラン.2

 

ラン.4

この家の事例は、中央に独立した約3帖のランドリールームがあり、

ここは洗濯だけをする専用スペースで、片側からはランドリールームに繋がる

外デッキ、もう一方からは屋根のある室内物干し(サンルーム型デッキ)に

繋がっています。

 

今回は、あると便利な「室内ランドリールーム」のお話しでした。

是非、計画に取り入れてみてはいかがですか。