Don't think. F E E L ! 大浦比呂志の五感で感じる暮らし

ネイチャーデコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。

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20.『三度目の家物語』一覧

  • 2017/07/12

    「価値観 あたりまえだけど 人 様々。。」

    09.想うこと20.『三度目の家物語』

     

    「三度目の家物語」

    70代のオーナーさんの家、というのもはじめての経験かもしれない。

    また、誰もが知っている著名な建築家に依頼した2軒目の家に満足いかず、

    本当に終の住処となる家を建てたい!

    そんなスタートではじまったこの家創り、色々な高いハードルを越えながら、

    ようやく竣工撮影が出来るまでに至りました。

     

    実際、工事の終盤戦でも意見の衝突からのバトルもあり、

    途中、「お前の顔は見たくない!」そんな空気にまでなってしまい、

    良い家を創ろう!という同じ方向は向いているのに、

    その思いがお互い強ければ強いほど、

    ちょっとした気持ちのくみ取り方がずれていくと、どんどんと悪い方向に行ってしまう。。

     

    そんな経緯のあった家なので、この家はまたいつもとひと味違う

    特別な思いがある家となりました。

     

     

     

    坂.1

    暮らしはじめて数ヶ月が経過しましたが、ご夫婦のとても温かい愛に溢れた暮らしぶり

    を感じました。

    70才のご主人と年上の奥様が二人で住まわれる家です。

     

    二軒目の家が、作品性の高い美術館のような無機質な建築物。

    この三軒目の家は、「血の通った家にしたい!」と、その作品住宅を最初に見たとき、

    自分の家創りに対するテーマにしました。

     

    そして、「以前の家とは対極の家だよ!うちのかみさんがとにかく気に入ってる」

    とオーナーから温かいお言葉をいただき、

    ようやく肩の荷が下りた、、正直、そんな思いでした。

     

     

     

    坂.2

    写真撮影はいつものウルシーさん。

    炎天下の中、ご苦労様でした〜

     

     

    坂.3

     

    坂.4

     

    坂.5

     

    坂.6

     

     

    坂.7

    この家が、格好いいとかオシャレだとか、今の時代にフィットしてるか、とかよりも、

    そこに住む人にどれだけフィットしているか、

    また、はじめは家に負けている感じでも、

    新しい家でどれだけイメージチェンジしながら、いままでやりたかった暮らしの

    スタイルや自分たちの特別な時間が作れる家になるのか、

    もっというと、家に居ることが自分にパワーをくれ、何より一番のパワースポットに

    なれるのか、それが家創りには一番大切。

    そしてデザインの好き嫌いに良い悪いも無く、皆、いままでの経験や趣味の世界の中で

    実現したいデザインって様々有るけど、それをしっかりくみ取り、

    その人にとってのベストなバランスに整えていくのが自分の役割だと考えています。

    だから、極論言ってしまうと自分には「○○スタイル」などというのはなく、

    求められればなんでもやってしまう、出来てしまう、

    それは今までの自分の引き出しの数と許容量で創りあげていく、

    そんな感じなんだと思います。

     

    自分よりも人生経験の長い70代の家創り。

    その価値観をバランス良くくみ取り、整えていくのに今回は時間が掛かりましたが、

    結果、オーナーの求める世界観が実現出来たと思います。

     

     

     

     

     

     

    坂.8

    最後に、色々とお気使いいただき、また忙しい時間を割いていただき、

    感謝します。

     

     

     

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  • 2017/02/17

    「引き渡して一ヶ月 また自分たちの手から巣立っていきます」

    01.サイン・看板・ロゴデザイン01.造作家具20.『三度目の家物語』

     

    「三度目の家物語」、引き渡して約1ヶ月が経過しました。

     

    今日は、まだ引き渡しの時に間に合ってなかった家具などを納めながら、

    その後のご様子を伺いにお邪魔してきました。

     

    1.オリジナルセンターテーブルの納品

    坂.1

     

    坂.2

     

    坂.3

     

    坂.4

     

    天板に古材のオーク材をヘリンボーンにして製作したセンターテーブルは

    なかなかの高級感と存在感のあるものになりました。

    サイズは1400ミリ×900ミリ、H=400ミリでかなり大きめサイズで、

    どこのソファからも、あまり手を伸ばすことなく、テーブルの上のコーヒーが

    手に取れる大きさ。

     

    200ミリの厚みを持たせた天板が床から浮いた様なデザインになっていて、

    大きさの割には、スッキリと軽やかにも見えます。

    その200ミリの天板の厚みを利用して、引き出しが付いているので、

    テーブルの上に、テレビのリモコンなどが散らからない様、整理されます。

     

    カラートーンも70代のオーナーが利用する落ち着いたこのリビングにマッチさせた、

    ダークな色味で仕上げてます。

     

     

     

     

     

    2.敷地内に、よその車の侵入をガードする為に製作

    坂.5

     

    坂.6

     

    坂.7

    当初、電動ポールとか既製品の仕掛けものを色々と検討していましたが、

    なかなかこの外観にピッタリはまる、デザインのものが見当たらなかったので、

    シンプルながら、機能性を満たすものを、ボディからデザインし、ステンシルを入れ

    さらにエージングも加えて、製作したオリジナルです。

     

    アメリカのミッドセンチュリーな外観デザインにフィットさせながらも、

    あまりお子ちゃまっぽくならない様に、渋めな感じにまとめました。

     

    1台が約18キロくらいの重さで、ベースの丸棒で重量を持たせ、

    今日の様な、春一番の強風にも耐えられる様に設計されています。

     

     

     

     

     

    坂.8

    リビングの演出、スタンドライト。

     

     

     

     

     

    こんな感じで色々なところに、自分たちで考え、作ったものを

    家の隅々まで宿らせていくので、やはりどの家でも愛着が湧きます。

     

    まだ、引き渡して一ヶ月くらいですが、とても快適に暮されてると、

    大変喜んでいただけました。

     

    こうしてこの家も、また自分の手から離れていってしまうことを思うと、

    嬉しい様な、悲しい様な、、、これがこの仕事の辛いところなんですね。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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  • 2017/01/29

    「インテリア性の高い暖炉」

    01.擬石・擬木・造形03.暖炉の火を楽しむ09.マイセレクション20.『三度目の家物語』

     

    今日ご紹介するのは、インテリアとしての「火」を手軽に楽しめる暖炉。

     

    先日引き渡しをした、「平塚の家」に導入した事例ですが、

    最近のネイチャーデコール設計のお宅ではかなり導入率の高いモノ、

    それが、このバイオエタノール暖炉です。

     

    バイオエタノールとは、トウモロコシやサトウキビなどを原料として作られた

    燃料で、有害物質や煙を発生させないエコな暖炉です。

    そしてなにより大げさな煙突工事が必要無く、まわりのデザインに合わせて

    「火」をインテリアの一部として楽しめることが一番大きな利点でしょう。

     

    暖炉.1

     

     

     

     

     

     

    暖炉.2

    リビングルーム側

     

    暖炉.3

    ダイニングルーム側

     

    この家では、部屋の中心に暖炉を設置し、

    ガラスを通して、リビングルーム側からもダイニングルーム側からも

    「火」を楽しめる様に設計しました。

     

    丁度部屋の中心に来る2本の構造柱を大きく巻き込み、

    構造柱を見せずに空間に馴染ませております。

     

     

     

     

     

    暖炉.4

    燃料の注入・着火・炎の調整や消火まで操作も覚えやすく、

    安全性というのもこのバイオエタノール暖炉の利点のひとつですね。

     

    静かに立ち上がるこのオレンジ色の火は、癒されます。

     

     

     

     

     

    暖炉.5

     

    暖炉.6

     

    そして、暖炉の廻りを演出してくれたのは、

    いつもの造形集団による擬石です。

    今回もかなりの精度でいかにも本物の石のごとく創り上げていただきました!

     

    実際はこんなに大きな石は一般の住宅において積み上げることは

    不可能なのですが、その非現実的なシーンを作れてしまうのが、

    擬石を取り入れていく上での、最大の魅力なんです。

     

     

     

     

     

    暖炉.7

    これは、以前お知らせした屋上テラスに導入した

    外部用のバイオエタノール暖炉です。

     

    内部にも外部にも、あらゆる場所で「火」を楽しむことが出来る、

    これからの空間の演出を彩る可能性を感じます。

     

     

     

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  • 2017/01/22

    「三度目の家物語・引渡し」

    00.現場05.ガーデン&外構05.外観20.『三度目の家物語』

     

    2017年、年明け早々の引き渡しの家、第二弾。
    「三度目の家物語」、晴天青空の下、

    本日引き渡しを終えることが出来ました。

     

    神奈川県の平塚市、平屋で約75坪の家。

    思えばこの家にも、いくつものいつもとは違う大きなハードルがありました。

    まず、自分よりもかなりご高齢である70代のご夫婦の家である、と言う事。

    そして、お二人にとっては今回で三度目の注文住宅の家創りであると言う事。

    そこに求められるのは、今度が本当に最後の「終の住処」となる家であり、

    いままでの家での数々の改善点をクリアーさせた、

    「血の通った温かい家」ということを強く求められました。

     

    作り上げた設計図書から、現場に入ってからも多くの変更や改善を繰り返し

    ようやく引き渡しまで漕ぎ着けることが出来た、、、というのが本音です。

    そしてまだまだ、住みながら自分たちに合わせて手直しを行っていく、

    ということでいえば、まだ完成とは言えない通過点なのかも知れません。

     

    坂.1

     

    坂.2

     

    坂.3

     

    坂.4

     

    オーナーとの世代間のギャップを越えながら、

    出来上がった外観が、緩やかな大きな屋根の

    どっしりとしたアメリカのミッドセンチュリーの家のイメージでした。

    70代のオーナーにとっても、若かりし頃の「豊かな時代のアメリカ」は

    ひとつの憧れの象徴であり、

    その想いを現代風な解釈でデザインしたのがこの外観です。

     

     

     

     

     

    坂.5

     

    坂.6

    大きなハンガードアを開け、エントランスポーチのセカンドガーデンの

    設えです。

    ここも計画段階では、水盤を設けたモダンなミニマムガーデンでしたが、

    和の設えのしっとりとした静かな庭へと変更になりました。

     

    ネイチャーデコール・ガーデンチームもその要望にお応えし、

    苔と水鉢、飛び石を配したミニマムな「和」を表現出来ました。

     

    外観からの流れ的には、流行のドライガーデンあたりがしっくりと来るのでしょうが、この意外性もなかなか良いものです。

     

    最近、僕自身もこうしたミニマムで静的な「和」に惹かれています。

    やはり年齢のせいなのかな? わかりやすいインパクトよりも、

    料理で言う「出し味」のようなじわじわっとくる、奥行きのあるものに気持ちがいってしまいます。

     

     

     

     

     

    坂.7

     

    坂.8

     

    坂.9

    リビングやダイニングに繋がる、南側の庭も、再考に再考を重ね、

    当初は、キッチンガーデンやBBQスペース、そしてパーゴラで繋がる

    東屋があるようなガーデンライフを楽しめる「動的」な提案でしたが、

    テラスと芝をベースに観賞用の植栽を配したシンプルなものとなりました。

     

     

     

     

    坂12

     

     

    家を作りながら、設計を変更していくことは現場にとってもとても

    大変な事であることは否めません。

    ただ、70代になっても自分の理想の家を追い求め、出来たものを修正していく事は、とても情熱がいることでそれでも妥協せず自分にフィットした家を諦めずに手に入れたい、その想いはなかなか誰にでも出来る訳ではありません。

     

    そういう人生の大イベントに立ち会え、一緒に関われたことは自分にとっても

    大きな経験であり、財産だと感じます。

     

    そしてオーナーにとって本当にこれが最後の、

    「終の住処」を完成させるのには、もうしばらく時間が掛かりそうですが、

    この三度目の家創りで必ず、その夢は実現させていきたいと思います。

     

    家創りって、ほんとうに一軒一軒 ドラマがありますね。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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  • 2016/12/30

    「2016年12月30日・現場納め」

    00.現場20.『三度目の家物語』

     

    2016年12月30日、ようやく現場納めで今年の仕事の締めとなりました。

     

    先日、このブログで今年の事務所納めのお知らせとご挨拶を

    させて頂きましたが、今年は来年に早々の引き渡しが重なっていたため、

    今日は年内の最終確認のために現場に行って参りました。

     

    「平塚・平屋の家」なんとか片付けを済ませ、外構工事だけを残すところまで

    見えてきました!

    年末にも関わらずギリギリまで、クリーニングや買い出しに走って頂いた、

    現場監督始め現場の職人の方々には本当に心より感謝です!

     

    「平塚・平屋の家」、整ったお宅の状況をダイジェストでお知らせします。

     

    平.1

    外構はこれから行われますが、少しずつ植栽も入ってきました。

     

     

     

     

    平.2

    玄関前のエントランスポーチ。

     

    このブログでも途中工程をお知らせしましたが、擬石がこんな感じで

    仕上がりました。外部から玄関ホールまで繋がっていきます。

     

     

     

     

    平.3

    玄関ホール

    このハンガードアを開けるとリビングルームとなります。

    古材のグレーウッドのハンガードアもなかなか存在感があります。

     

     

     

     

    平.4

    玄関ホール左脇、このアイアンスクリーンを開けると

    ご主人の仕事部屋があります。

     

     

     

     

    平.5

    平.11

    様々な素材のハーモニー、良い具合にミックス感が出てます。

     

     

     

     

     

    平.6

    リビングの全景

    中央の擬石の柱には、リビング側からもダイニング側からも楽しめる

    バイオエタノールの暖炉が設置されています。

     

    この南に面したパティオドアの外に素敵なガーデンが誕生します。

     

     

     

     

    平.7

    古材の大きなアクセントウォールとアイアンのオリジナルのシャンデリア

     

     

     

     

     

    平.ラスト

    平.13

    オーナーさんの指定による、ダークトーンのダイニングスペース。

     

    壁面一体がウォールキャビネットになっていて、収納が充実。

     

     

     

     

    平.9

    平.10

    ゲストルーム側のゲスト用パウダールーム。

    白とグレーを基調としたモダンな水廻り。

     

     

     

    こんな感じでかなり良い空間になりそうです。

    これに外構が整い、南側の庭、そして仕事場の前の和を感じさせる庭、

    そして水廻りやガレージ等が完成しましたらまた、引き続きお知らせ

    させていただきます。

     

     

    さ〜ようやく、明日からはゆっくり休めそうです。

    去年の今頃は丁度、南イタリアの方にエスケープしていましたが、

    新年は、しばらく暖かいところでリフレッシュしながら、サーフィン三昧の

    お休みにする予定です。

     

    みなさん、今年も一年お世話になりました。

    2017年も、新しいこと、ワクワクすることをガンガンやっていきます。

    それでは皆さん、よいお年を!

     

     

    大浦比呂志創作デザイン研究所

    大浦比呂志

     

     

     

     

     

     

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