都市型リゾートスタイル
田園都市線沿線、バスで10分程の場所にありながら、豊かな眺望に恵まれた「都市型リゾートスタイルの家」随所に使われたアートペイントによる大胆なカラーリング、遊び心と大人のインテリアをミックスさせた、気持ちの良い空間です。冬にはご主人の自慢のストーブが大活躍。
「こんな感じの家が好きです!!」
ネイチャデコールに海外の個性的な住宅が掲載された本があった。
抜けるような青空をバックに白い砂浜にポツンとたたずむ1軒のビーチリゾートハウス。
こんな気持ち良さそうな家に住めたら最高だな!
自宅に持ち帰りずっと眺めていたのを今でもおぼえている。
大浦さんとの出逢いは仕事を通じてだった。当時の私は木製サッシや木製ドアを海外から輸入して国内の工務店やハウスメーカーに販売する会社の営業マン。デザインセンスは置いといて出来上がった住宅や店舗を見るのが人一倍好きで自分なりの勝手な寸評をつけていた。現場を通して設計、施工、施主のそれどれの想いがぶつかりあう。皆がそこに情熱を掛けて一生懸命モノづくりに参加している。こういう出来上がるまでの過程に自分が参加できているのも好きだった。
ネイチャデコールは私が担当していたデザイン会社の中でも別格だった。もし自宅をデザインして貰うならこういう会社だなと半ば憧れだったのが、長男の出産と良い土地が偶然見つかり我が家の家づくりがスタートを切った。
家づくり期間中はとにかく楽しい。お金に限りが無ければ2棟でも3棟でも建てたい心境だった。内装の仕上がりイメージも自社商品を多用したおかげでイメージはばっちり湧いていた。ここだけは一般の施主と比べると得をしていたかもしれない。そして遂に家族が納得した素敵な家を手に入れることが出来た。ちょうどあの洋書を眺めてから1年後のことである。
話しが前後するが、初回に提案してもらったプランをみる瞬間のワクワク感は今でも忘れない。眺望が良いので生活の場は全て2階だった。ベランダに面したサッシは一番大きなサイズがスペック。リビングとダイニングを中継するようなL型キッチンとI型カウンターは一体感を持たせコミュケーションを大事にする我が家の要望を素敵に叶えてくれた。子供が大きくなってもコミュニケーションとれるように子供部屋はLDKを通過するようにも設計されていた。けれどここまでだったら他の設計事務所でも提案してくれたかもしれない。一番感動したのはあの洋書の家がネイチャデコール風にアレンジしていることだった。この時点で既に満足。あとは図面通り職人さんたちが造ってくれればこの家は実現する。繰り返しになるが私たち家族は1年後に幸せの絶頂を迎えることになる。
ただ話しはここで終わらない。
こうして新たな生活が始まったのだが気付くと皆の生活がこの家のおかげで少しずつ狂いはじめていた。
妻の希望でリビングに置かれた真っ黒な薪ストーブなんかは分かりやすい事例だろう。
「我が家はいつからアウトドア派になったのか・・?」
当たり前のように薪を購入しようと思ったらこれが結構高い!
ストーブ買ったのは良いけれど燃料のことなど誰も考えていなかった。
そして皆が気づいた。「これってぜんぜんECOじゃない!!」
それから薪を求めて車で遠征する生活が始まった。乗用車のトランクはすぐ満杯になってしまうので荷台の大きいなトラックに変わってしまった。週末は家族で荷台から薪を降ろしてチェーンソーで同じ長さに切り揃える。近所の方には騒音出すのでスミマセンと頭を下げて挨拶に廻った。工務店からの情報で木っ端が出る日になると皆のスケジュールを調整して最短スケジュールで伺う。もたもたしていると違う薪オーナーに持っていかれてしまうからだ。
「誰だよ、薪ストーブが欲しいって言いだしたのは・・?」
思った以上に薪収集は大変だった。けれど薪のことになると家族は力を合わせるという新たな発見もあった。各地に挨拶に廻っていたおかげで近所付き合いもスムーズになった。今では庭の枯れ木をプレゼントしてくれる方もいる。
薪収集はとにかく疲れる。軍手をはめてワークブーツに履き替え汗かき泥だらけになって黙々作業する。翌日になると変なところが筋肉痛になったりもする。それでも薪を収集した日のビールは格別だった。積みあがった薪の山をみて今年の冬も何とか越せるという安堵感に包まれる。成長成熟したといわれるこの時代に何か大切なものを体験させてもらっている気がする。
もしかしたら歯車は狂ったほうに動いていないのかも・・
暮らしの変化はこれだけではない。
廊下の奥には常に季節を感じる切り花を誰かが飾ってくれる。
日が沈むのが遅い夏の夜は中庭にテーブル出してキャンプ気分の夕食を。
「綺麗ですね!」と人が褒めてくれるものだからアプローチと玄関ドアまでを毎日子供と一緒に掃き掃除を始めた。これは今でも継続している。
家が暮らし方を変えてくれる。普段気にすることもない家族の心の変化や絆も感じることが出来るようになった。
新築から数えて10年が経った。ネイチャデコールの家が私たち家族に教えてくれたことはたくさんある。そして今後も無数の魅力が発見できるかと思うと楽しみで仕方がない。
こんな素敵な家に住めることに感謝しながら一日一日を大切な家族と共に暮らしていきたい。
ネイチャデコールに海外の個性的な住宅が掲載された本があった。
抜けるような青空をバックに白い砂浜にポツンとたたずむ1軒のビーチリゾートハウス。
こんな気持ち良さそうな家に住めたら最高だな!
自宅に持ち帰りずっと眺めていたのを今でもおぼえている。
大浦さんとの出逢いは仕事を通じてだった。当時の私は木製サッシや木製ドアを海外から輸入して国内の工務店やハウスメーカーに販売する会社の営業マン。デザインセンスは置いといて出来上がった住宅や店舗を見るのが人一倍好きで自分なりの勝手な寸評をつけていた。現場を通して設計、施工、施主のそれどれの想いがぶつかりあう。皆がそこに情熱を掛けて一生懸命モノづくりに参加している。こういう出来上がるまでの過程に自分が参加できているのも好きだった。
ネイチャデコールは私が担当していたデザイン会社の中でも別格だった。もし自宅をデザインして貰うならこういう会社だなと半ば憧れだったのが、長男の出産と良い土地が偶然見つかり我が家の家づくりがスタートを切った。
家づくり期間中はとにかく楽しい。お金に限りが無ければ2棟でも3棟でも建てたい心境だった。内装の仕上がりイメージも自社商品を多用したおかげでイメージはばっちり湧いていた。ここだけは一般の施主と比べると得をしていたかもしれない。そして遂に家族が納得した素敵な家を手に入れることが出来た。ちょうどあの洋書を眺めてから1年後のことである。
話しが前後するが、初回に提案してもらったプランをみる瞬間のワクワク感は今でも忘れない。眺望が良いので生活の場は全て2階だった。ベランダに面したサッシは一番大きなサイズがスペック。リビングとダイニングを中継するようなL型キッチンとI型カウンターは一体感を持たせコミュケーションを大事にする我が家の要望を素敵に叶えてくれた。子供が大きくなってもコミュニケーションとれるように子供部屋はLDKを通過するようにも設計されていた。けれどここまでだったら他の設計事務所でも提案してくれたかもしれない。一番感動したのはあの洋書の家がネイチャデコール風にアレンジしていることだった。この時点で既に満足。あとは図面通り職人さんたちが造ってくれればこの家は実現する。繰り返しになるが私たち家族は1年後に幸せの絶頂を迎えることになる。
ただ話しはここで終わらない。
こうして新たな生活が始まったのだが気付くと皆の生活がこの家のおかげで少しずつ狂いはじめていた。
妻の希望でリビングに置かれた真っ黒な薪ストーブなんかは分かりやすい事例だろう。
「我が家はいつからアウトドア派になったのか・・?」
当たり前のように薪を購入しようと思ったらこれが結構高い!
ストーブ買ったのは良いけれど燃料のことなど誰も考えていなかった。
そして皆が気づいた。「これってぜんぜんECOじゃない!!」
それから薪を求めて車で遠征する生活が始まった。乗用車のトランクはすぐ満杯になってしまうので荷台の大きいなトラックに変わってしまった。週末は家族で荷台から薪を降ろしてチェーンソーで同じ長さに切り揃える。近所の方には騒音出すのでスミマセンと頭を下げて挨拶に廻った。工務店からの情報で木っ端が出る日になると皆のスケジュールを調整して最短スケジュールで伺う。もたもたしていると違う薪オーナーに持っていかれてしまうからだ。
「誰だよ、薪ストーブが欲しいって言いだしたのは・・?」
思った以上に薪収集は大変だった。けれど薪のことになると家族は力を合わせるという新たな発見もあった。各地に挨拶に廻っていたおかげで近所付き合いもスムーズになった。今では庭の枯れ木をプレゼントしてくれる方もいる。
薪収集はとにかく疲れる。軍手をはめてワークブーツに履き替え汗かき泥だらけになって黙々作業する。翌日になると変なところが筋肉痛になったりもする。それでも薪を収集した日のビールは格別だった。積みあがった薪の山をみて今年の冬も何とか越せるという安堵感に包まれる。成長成熟したといわれるこの時代に何か大切なものを体験させてもらっている気がする。
もしかしたら歯車は狂ったほうに動いていないのかも・・
暮らしの変化はこれだけではない。
廊下の奥には常に季節を感じる切り花を誰かが飾ってくれる。
日が沈むのが遅い夏の夜は中庭にテーブル出してキャンプ気分の夕食を。
「綺麗ですね!」と人が褒めてくれるものだからアプローチと玄関ドアまでを毎日子供と一緒に掃き掃除を始めた。これは今でも継続している。
家が暮らし方を変えてくれる。普段気にすることもない家族の心の変化や絆も感じることが出来るようになった。
新築から数えて10年が経った。ネイチャデコールの家が私たち家族に教えてくれたことはたくさんある。そして今後も無数の魅力が発見できるかと思うと楽しみで仕方がない。
こんな素敵な家に住めることに感謝しながら一日一日を大切な家族と共に暮らしていきたい。