海外生活経験をベースに
インテリア・建築、デザイン全般が大好きなご家族。いつもワクワクしながら色々な希望をぶつけて来られたご主人の笑顔がとても印象的でした。そんな、ご家族の海外経験をベースに皆で意見を出し合い創りあげた家。リビング・ダイニングの大開口窓を開けると、抜けの良いガーデンゾーンと繋がり、ピアノやバイオリン、音楽が趣味のご家族の為の特別なミュージックルーム。ベンチであり時にディスプレイコーナーにも変わる家の中心にある階段。19世紀のフランスのアンティークドア、ヨーロッパの古い邸宅をイメージした石積みの壁、そう、この家には特別なお楽しみゾーンがいっぱい仕込まれています。
引き渡しの日に大浦さんから、「どこが一番気に入っていますか?」と聞かれて、困ってしまった。見処いっぱいの家になり過ぎて、答に窮したのだ。全部気に入ってます!と言うのは簡単だが、それでは答になっていないだろう。「住んでみて、よく考えてから答えます」そうお答えして、その場をやり過ごした。それから半年あまり。そろそろ我々家族の感想を、きちんとお伝えしなければ。
私達の家づくりはマンションからの住み替えであった。二十年以上住んだマンションは、高台にあって見晴らしが良く、自分達なりに手も加えた思い入れある住まいだった。ただ、子供達も大きくなり、4人の家族と楽器が収まるには如何せん狭い。来客を招く場所もない。「もう一部屋あったらいいのにね」そんな言葉が家族の口から度々漏れるようになったある日、「ねえ引っ越そうよ。一軒家にしよう」と、唐突に妻が言った。一軒家?全く思い掛けないその言葉に驚いたその瞬間から、私たちの家づくりは始まった。
当初、目指していたのはキープコンセプト。お気に入りの家具はそのまま使いたい。インテリアの路線もこのままで。都会の戸建て住宅でも、マンションのように開放的な家に。明るくて中と外との繋がりを感じられるように。私達が望んだのは、家族皆が肩肘張らずに快適に、そしてセンス良く暮らせる場所。その思いを実現してくれるパートナーとして出会ったのが、ネイチャー・デコールだった。
家に対する注文やアイデアは勿論のこと、家族全員の趣味や生活スタイルを徹底的にヒアリングするというネイチャー・デコールのやり方は面白いと思った。概念的な事からインテリアの細かい点に至るまで、とにかく思っている事をぶつけた。妻の希望と私の希望が相入れない部分もあったが、構わず両方ぶつけた。そこから出て来たプレゼンテーションには本当に驚かされた。美しい手書きのパース図や、コラージュに圧倒的された。だが何より驚いたのは、提案して頂いた家は、想像していたものとは全然違ったと言う点だ。テイストも今までのマンションとはかなり異なる。それなのにその家が、プレゼンテーションの瞬間から、とてもしっくりと気持ちに染み込んで来た。そうか。想像と違ったのではなく、想像する事が出来なかったのだ、と気づいた。私達家族が住みたかったのは、本当はこんな家だった。それを大浦さんが考えてくれたのだと思った。
古材の梁、左官の壁、擬石、アンティークのドア、テラコッタの床、モールテックスにバイオ暖炉……。我が家は、ネイチャー・デコールの定番アイテムが満載である。その中には是非にとこちらからお願いしたものもあれば、提案頂いて初めて知ったものもある。こだわり抜かれたアイテム達に囲まれ、毎日触れて見ると、そのひとつひとつが実にいい。だが、ネイチャー・デコールの真髄はそこよりもっと奥にある。個々の技巧は完成したアートのようでありながら、実はそれらは、むしろ素材あるいは表現の手段なのだという事を、住んで見て改めて実感した。私達家族にとって居心地の良い家とは何か、私たちにとって快適な住まいはどうあるべきか。それらが考え抜かれた上で、全ての素材が選ばれ、設計され、構成されている。だからこの家は、住み出してまだ数ヶ月だと言うのに、新しいという感じが全くしない。家族の皆が、そして初めて訪れた人ですら、とてもくつろげる家だねと言ってくれる。
へーべシーべの大開口ドア越しに眺めるテラスの景色が好きだ。ピアノの向こうに見えるシンボルツリーを見ていると気持ちがいい。ダイニングテーブルの上に浮かぶカラバッジョのランプの柔らかい灯を見ると心が和む。この家が出来てから、休日は家にいる時間が増えた。朝、昼、夕方、夜と家は表情を変えて行く。そのゆっくりとした時間の流れを楽しんでいると、一日が過ぎてしまう。それがネイチャー・デコールで家を建てると言うこと。大浦さん、答えになっていないかも知れませんが、それが我が家の感想です。
私達の家づくりはマンションからの住み替えであった。二十年以上住んだマンションは、高台にあって見晴らしが良く、自分達なりに手も加えた思い入れある住まいだった。ただ、子供達も大きくなり、4人の家族と楽器が収まるには如何せん狭い。来客を招く場所もない。「もう一部屋あったらいいのにね」そんな言葉が家族の口から度々漏れるようになったある日、「ねえ引っ越そうよ。一軒家にしよう」と、唐突に妻が言った。一軒家?全く思い掛けないその言葉に驚いたその瞬間から、私たちの家づくりは始まった。
当初、目指していたのはキープコンセプト。お気に入りの家具はそのまま使いたい。インテリアの路線もこのままで。都会の戸建て住宅でも、マンションのように開放的な家に。明るくて中と外との繋がりを感じられるように。私達が望んだのは、家族皆が肩肘張らずに快適に、そしてセンス良く暮らせる場所。その思いを実現してくれるパートナーとして出会ったのが、ネイチャー・デコールだった。
家に対する注文やアイデアは勿論のこと、家族全員の趣味や生活スタイルを徹底的にヒアリングするというネイチャー・デコールのやり方は面白いと思った。概念的な事からインテリアの細かい点に至るまで、とにかく思っている事をぶつけた。妻の希望と私の希望が相入れない部分もあったが、構わず両方ぶつけた。そこから出て来たプレゼンテーションには本当に驚かされた。美しい手書きのパース図や、コラージュに圧倒的された。だが何より驚いたのは、提案して頂いた家は、想像していたものとは全然違ったと言う点だ。テイストも今までのマンションとはかなり異なる。それなのにその家が、プレゼンテーションの瞬間から、とてもしっくりと気持ちに染み込んで来た。そうか。想像と違ったのではなく、想像する事が出来なかったのだ、と気づいた。私達家族が住みたかったのは、本当はこんな家だった。それを大浦さんが考えてくれたのだと思った。
古材の梁、左官の壁、擬石、アンティークのドア、テラコッタの床、モールテックスにバイオ暖炉……。我が家は、ネイチャー・デコールの定番アイテムが満載である。その中には是非にとこちらからお願いしたものもあれば、提案頂いて初めて知ったものもある。こだわり抜かれたアイテム達に囲まれ、毎日触れて見ると、そのひとつひとつが実にいい。だが、ネイチャー・デコールの真髄はそこよりもっと奥にある。個々の技巧は完成したアートのようでありながら、実はそれらは、むしろ素材あるいは表現の手段なのだという事を、住んで見て改めて実感した。私達家族にとって居心地の良い家とは何か、私たちにとって快適な住まいはどうあるべきか。それらが考え抜かれた上で、全ての素材が選ばれ、設計され、構成されている。だからこの家は、住み出してまだ数ヶ月だと言うのに、新しいという感じが全くしない。家族の皆が、そして初めて訪れた人ですら、とてもくつろげる家だねと言ってくれる。
へーべシーべの大開口ドア越しに眺めるテラスの景色が好きだ。ピアノの向こうに見えるシンボルツリーを見ていると気持ちがいい。ダイニングテーブルの上に浮かぶカラバッジョのランプの柔らかい灯を見ると心が和む。この家が出来てから、休日は家にいる時間が増えた。朝、昼、夕方、夜と家は表情を変えて行く。そのゆっくりとした時間の流れを楽しんでいると、一日が過ぎてしまう。それがネイチャー・デコールで家を建てると言うこと。大浦さん、答えになっていないかも知れませんが、それが我が家の感想です。