12.ショップデザイン

BLOG一覧

「ミシュラン2スター・鮨の名店 Worksアップしました!」

11.ネイチャー・デコール12.ショップデザイン20.『ミシュラン2スター・鮨の名店』

 

皆さん こんにちは

ネイチャー・デコールの大浦比呂志です。

 

 

いままでお店の詳細情報や全貌は、オフレコのためお見せすることは出来ませんでしたが、

ようやくSNS解禁となり、早速ネイチャー・デコールのWorksにも作品をアップしました!

このお店は、創業125年、4代目大将の東京・蒲田の初音鮨です。

10年連続ミシュラン2スターを取るという鮨の名店中の名店で、

今では、超人気店として、予約の取れないお店になってしまいました。

 

もともとこのお店のデザインを依頼いただいたきっかけは、

2013年に手掛けた住宅の全面リノベーションからのご縁になります。

また、住まいも職場も住職ともに手掛けることが出来ました!

 

そんな訳でいつも以上に、熱も気合いも入る仕事になりました。

 

 

 

photo by 飯塚昌太

ステンドグラス

 

 

 

 

 

初音.2

初音.3

初音.4

初音.5

初音.7
初音.10

毎度のことですが、こうして完成し自分の手から離れ、

引き渡してしまうのはとても残念でなりません。

 

 

自分自身、仕事を越えて「場・創り」というのが本当に好きなんです。

人が集まる場・恋人達が集まる場・家族が集まる場・

だから、お店でも家でも街でも、そこに人が集まり、何かがはじまり、何かが生まれ、

そんな場を仕掛け、仕込み、デザインし、創りあげ、その後の成長を見届ける、、

そんなことを考えるとワクワクします。

 

 

 

 

 

 

初音.12

そして、なんと この初音鮨が本になります!

「蒲田 初音鮨物語」1月25日の発売予定です。

 

「客足もまばらで、つぶれかけていた場末の鮨屋「蒲田 初音鮨」。

それが突然、“奇跡の名店”として名を馳せるようになった背景には、

ある夫婦の愛のドラマがあった。
当初は「銀座に負けたくない」と、競争・闘争の世界にいた中治勝氏が、

妻の余命宣告と闘病をきっかけに、店を大きくするこだわりを捨て、利益も見栄も捨て、

ただ妻とお客のためだけに鮨を握りはじめた時、究極の鮨に開眼することになったという、

これは、魂の成長の物語。
これから夢に挑みたい人、人生をあきらめかけている人、

そうしたすべての人に贈る、感動のノンフィクションストーリー。
“「蒲田 初音鮨」の成功の核は、「徹底した顧客主義」にある――

これは言葉にすれば簡単だが、実際は、多くの企業にとって難しい。

「顧客第一で働きたい」社員の足を引っ張る組織、経営者がいかに多いことか。

” AppleやAmazon、Google等の成功法則にも詳しいITジャーナリストが、

膨大な取材をもとにつづる感動の実話と、普遍的に活かせるビジネス的教訓とは?」

 

こんな紹介文になっていて、いまから発売がとても楽しみです。

 

 

大浦比呂志(ネイチャー・デコール主宰)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「デイジイ東京駅八重洲店・内装検査」

00.現場12.ショップデザイン20.『街で人気のパン屋さん』

 

埼玉発のベーカリー・デイジイさんの東京進出店舗!

お台場フジテレビ主催の「全国パン祭り」などでも

常に上位の人気のパン屋さんが、いよいよ首都圏進出。

 

デイジイさんは「東川口店」「西川口店」とリノベーションを手掛けさせていただき、

それに続くこのお店は、東京駅内八重洲北口に2月7日オープン予定。

 

まだサイン等も取付く前ですが、今日は内装工事完成検査に行ってきました。

 

 

東京1

 

東京2

 

東京3

 

東京4

東京5

東京6

今までの「東川口店」や「西川口店」と比べ装飾を極力排除し、

主役のパンが引き立つように、きわめてシンプルなショップデザインに。

 

ベーカリー&カフェとして、店内にはイートインコーナーも設けてあります。

 

隣は紀伊國屋さんで、東京駅北通路周辺が

2020年東京オリンピック・パラリンピック開催前に約6300㎡の店舗が

商業エリアとしてオープンをしていきます。

その第一弾として2018年2月に「NIPPONのベーカリー」をコンセプトに

先行開業します。

 

 

 

 

 

「お店も家も、自分の好きな世界で!」

04.サンタフェスタイル09.NDのオーナーさん12.ショップデザイン

 

前回のブログに続き、今回もネイチャー・デコールのショップデザインにまつわる話です。

 

ネイチャー・デコールはショップも住宅もデザインしてしまいますが、

お店をデザインさせて頂いた繋がりから、今度は自分の自宅も設計して欲しい!

そんな、ケースもよくあります。

職住に渡って、その方の生活の場をデザインさせていただく、ということは

とても責任重大なことであると同時に、そのオーナーの人となりであり、

ライフスタイルも含め、好きな世界観が分かっているからこそ出来る事で、

設計者みょうりに尽きるうれしい話しでもあります。

 

はじめにショップのお話しをいただいたのは2000年、今から17年前になります。

そのお店を任されるまだ若いオーナーは、お父様付き添いのもと、

私どもの事務所に相談に来られたのを、いまでもよく覚えています。

 

お店はメキシカン料理のお店で、今までお父様がやってこられた喫茶店のスペースを

新たに代がわりで息子さんが自分のやりたいお店としてリニューアルしたい、

そんな内容でした。

学生時代アメリカに留学していた息子さんは、その時経験したまだ日本にもそれほど

多くない料理「テックスメックス」で勝負したいと、そしてそのショップデザインも

メキシカンやサンタフェスタイルの自分が大好きな内装で作りたい。

 

◯そうして出来上がったお店がこんな感じです。

矢作.1

矢作.2

地階にあるお店の重厚な木のエントランスドアを開けると、

薄暗い店内は、有機的な柔らかいアールの、分厚い土壁。

古材やロートアイアンのシャンデリア、天井には何本もの大きな古材の梁が、

こんな空間で、コロナビールでも飲みながら、ファヒータやエンチラータ、タコスを

楽しめるメキシカンバルで、17年経過したいまでもまだこの内装でお店をやっています。

 

その後お店も軌道に乗り、その六年後の2006年に今度は自宅を作りたいので、

家の設計をお願いしたい。そんなお話しでお店に呼ばれて行きました。

お店をオープンさせて6年の間に、結婚し小さな子供も生まれ、

そろそろ自分に合った、こだわりの家を創りたい、とのことでした。

 

そして、彼の求めた家のデザインのテーマは「サンタフェスタイル」

本当に好きなんですね〜、その世界観が。

サンタフェスタイルの先駆者の自分としては、

そうなればガッツリ本物のサンタフェを再現してしまおう!と、

一気にテンションマックスで、デザインに取り組んでいったのが思い出されます。

 

 

 

◯そうして出来上がったのがこのお宅

矢作.3

 

矢作.4

 

矢作.5

 

矢作.7

矢作.6

 

ここは、日本か!っていうくらい、とことんサンタフェスタイルです。

 

オーナーさんとのお互いの波長が合致した結果ではありますが、

仕事の場も生活の場も、妥協しないで徹底した自分の好き!を貫き通す

こんなオーナーの潔さというかこだわりの深さに脱帽です。

 

人生は一度きり 仕事も遊びも日常すべてを

自分らしく楽しまないと、のお手本のようですね。

 

 

 

「どのお店も皆に愛されています」

11.ネイチャー・デコール12.ショップデザイン

 

ネイチャー・デコールで手掛けたショップや施設は、時代の移り変わりの早いその業界の

中においても、何年もの間お客様に愛され、地域に根付き、その土地のランドマーク化

していくようなスポットであったり、「その店でなくてはダメ」といった熱いファンも多く、遠方からわざわざ足を運んで来てくださる方も多いようです。

 

その理由として、お店の商品力やサービスという部分が一番にあげられますが、

ショップデザインも商品と一体化したひとつのパッケージとして、

統一したコンセプトで見せていく顔であり、そのお店で寛いでもらう為の

装置としても重要な役割であると思います。

 

ネイチャー・デコールのコンセプトのひとつに、
「お店のような家 家のようなお店」…というのがあります。
お店において、家に居るときの寛ぎ感や居心地の良さというのは

欠かせない付加価値に繋がります。
また家においては、お店のような非日常性やホスピタリティというのが、
生活感の伴う家の中での、大切なスパイスにもなります。
それは、単に表層の色や素材の目先を変える事ではなく、
人の心理をも左右する内面的なものをデザインしていくことだと考えます。
ネイチャー・デコールの他とは視点の違う、
住宅デザインのベースというのは、こんなところから生まれています。

 

今回は、「皆に愛され続けている、お店や施設」の代表的な事例をいくつか

紹介させていただきます。

 

 

 

 

1. 行列の出来る下町のお菓子屋さん「ビスキュイ」

SONY DSC

SONY DSC

SONY DSC

このお店とも長いお付き合いで、はじめにお菓子屋さんをデザインするところからはじまり

数年後には、イートインできるカフェ棟の増床、そしてバームクーヘン工房の増床と

三度にわたる、お店作りに関わらせていただきました。

週末ともなると、ポーターさんが入り交通整理する程の盛況ぶりで、

いつも行列の出来るお菓子屋さんとして、お菓子業界でも有名なお店のひとつです。

 

 

 

 

 

2. 人気のパン屋さん「デイジイ」

店.2-1店.2-2店.2-3

全国のご当地パン祭りでも、常にランキングされたり、パン菓子コンクールでの受賞など

皆に愛され続けている人気のパン屋さんです。

「ベーカリー」とか「ブーランジェ」と言うよりも、あえて「パン屋」さんと言う表現が

似合う、気取らない日本のパンとお店のデザインとの相乗効果で温かい印象を与えています。

 

 

 

 

 

 

3. ハーブやアロマセラピーの草分け「生活の木」

店.3-1

店.3-3店.3-2店.3-4

日本にハーブやアロマを広めた草分けであり先駆者が、この「生活の木」です。

「生活の木」の原宿・表参道本店のショップをデザインさせていただいたのが、

今から10年以上前になりますが、まさにネイチャー・デコールのコンセプトが凝縮された

店作りとなりました。

ハーブ業界のリーダーとして、今も新しいモノを発信し続ける、人気のショップです。

 

 

 

 

 

4. 五感に訴えるレディースクリニック・「にしさこレディースクリニック」

店.4-1店.4-2店.4-3

「生活も診察も五感を優先することが大切」というオーナーさんの言葉通り、

ネイチャー・デコールのコンセプトにも価値観にも合致。

今までに無いような、リゾートを感じるクリニックにしよう!と言うことではじまった

このプロジェクト。「こんなところで子供を産みたい」という方々でいつも予約が

いっぱいのレディースクリニックです。

 

 

 

 

これらのお店はいつも人に溢れ、話題になっています。

 

業種も業態も異なるお店や施設ですが、

「心地よさ」「ナチュラル感」「温かさ」「リゾート感」といった

普遍的な共通コンセプトでデザインされたネイチャー・デコールの事例です。

 

そして、この全てのデザインに関わってくれているのが、

ネイチャー・デコール歴20年以上になるベテランデザイナーの岡田美和子。

大浦とは事務所を設立当初からのパートナーで、

現在はカナダの地で、ネイチャー・デコール・カナダブランチとして

海外の視点や新しい海外情報を取り入れながら、強力なパートナーシップで、

ネイチャー・デコールの家創りのデザインを手掛けてもらっている、

中心的なスタッフです。

 

しかし、古い事例を見ても、

そして、業種・業態変わっても、コンセプト、ぶれないな〜我々…(笑)

 

 

◯岡田美和子プロフィール

大浦と共にネイチャー・デコール・スタイリズムを古くから築きあげてきた第1人者。
2006年より、カナダ・トロントにてネイチャー・デコール海外オフィススタート。

国際的視野で、建築・インテリアデザインを発信。

趣味のインテリアショップ・建築巡りはトロントにても続行中。
キッチングッズ・バスグッズ・雑貨・ガーデニング・香り
生活に関わる物に全て興味あるインテリアマニア。

 

 

 

 

 

 

「屋上CABIN完成!」

20.『地中海の白い家』05.アウトドアリビング(軒下・カバードポーチ)05.ガーデン&外構03.ペットと暮らす03.庭で過ごす03.ギャラリーハウス(趣味の家)12.ショップデザイン05.屋上

 

2年前にリノベーションをしたお宅「地中海の白い家」の第二期工事として、

ようやく屋上テラスが完成しました!

もともとはテラスとして計画が進んでいたのですが、

完成したのはしっかり屋根のある

CABINの様なものに発展していき、屋上で雨の日でも過ごせるような

全天候型のスペースとして、用途もより広がりそうです。

 

ネイチャー・デコールパートナーである、軽井沢・ガーデンアンドファニチャーズチーム

による、アイデアと細部によるこだわりで都心の屋上空間とは思えないような、

完成度の高い新たなスペースが出来上がりました。

 

屋上.1

屋上.2

 

キャビンの木製折れ戸を閉めた状態の全景です。

キャビンの中は決して広くは無いのですが、その中に奥行きの深いデイベッドが

造作してあります。

このデイベッドは、ソファーにもお昼寝用のベッドにも、そして下部は収納にも

なっていて多用途に使用することが出来ます。

 

キャビンから繋がるパーゴラには、リゾート感のある簾網代が取り付き

その下には、日よけ用のオーニングテントが、強い夏の日射しから守ってくれます。

 

手前に見える円形のモノは、バイオエタノール暖炉でここに火を入れると

夜は幻想的で、数人の仲間達と火を囲んで語り合ったり、

実用面でもこの火でコーヒーを沸かしたりなど、色々楽しめる仕掛けになってます。

 

 

 

 

屋上.3

木製折れ戸を全開にするとこんな感じにデッキに広がります。

すでに、この家のわんこ達ラブとブルがソファを占領しています。

 

 

 

 

屋上.4

屋上.5

キャビンの中は、壁にグレーウッドの古材が張られています。

天井からはシーリングファン、

ルーバー折れ戸からは風を取り込めるようになってます。

そしてフランスの白いアンティーク窓がアクセントになっています。

 

このデイベッドのクッション回りを提案してくれたのが、

いつもネイチャー・デコールの家でカーテンをお願いしている、ロブジェの吉野さん。

ブルーのグラデーションの中にストライプや強い色を合わせてくるところなど、

流石、センスが光ります。

 

 

 

 

屋上.6

木製折れ戸も、ただの塗装仕上げでは終わらず、

エージングされたアンティークフィニッシュが良い風合いに仕上がってます。

金物はヨーロッパの家具や窓などでよく使われているグレモン錠を使用。

 

こんな、ディティールからもアンティーク感が伝わってきます。

 

 

 

 

屋上変更

屋上追加

この屋上から外を見ると、こんな高層の建物などもあり、

本当にここだけは、異質な空間です。(笑)

 

板塀が程よい高さで、圧迫感無くまわりの建物が見えないようになっています。

 

 

 

 

 

屋上.8

屋上.9

グリーンスペースは、大きなオリーブの木を中心に、

比較的日射しに強く、この屋上環境に耐えられる植物たちを

セレクトしてくれてます。

全体的にはうっそうとした緑というより、いま風な植栽コーディネートで

ドライな感じでしょうか。

 

この花壇には自動散水装置もセットされていて、水やりも安心です。

 

 

 

 

屋上.10

もう14才になる、黒ラブのブル。

気持ち良さそうにデイベッドでお昼寝中。

 

いつも言ってますが、人にとっての快適な空間は犬にとっても快適なんですね。

 

そして、この屋上キャビンが出来上がって大喜びのオーナーご夫妻から、

今度は屋上階段室の反対側に、BBQグリルを仕込んだガーデンキッチンを追加で

オーダーいただきました。

料理が大好きなオーナーは、またこのスペースから

新たな構想が浮かんできたのでしょう。

来年の春前を目指して、まだまだ大人の遊び場作りは進行中です。

 

人生の質をあげる贅沢空間、ワクワクしますね!