00.現場

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「今日の現場 鎌倉で大型リノベーションが始まる!」

00.現場12.リノベーション20.『サンタフェ・リノベーション』の家

 

「解体工事がほぼ完了した…」

と言うことで、オーナーさん立会いのもと、構造躯体の確認に現場に行ってきました。
今回の工事は、鎌倉で築40年以上の家をその構造躯体を生かし更に新たな柱、梁で強度を高めていく、ということで、現状を内側から丸裸にしての大型リノベーション工事となります。
骨組みも湿気やシロアリなでどやられていることなく、床下も含めて、乾燥した
良い状態であった事に、ひと安心。
想定外な事も無くこのまま進めていけそうです。
構造の補強と合わせて、床、壁、天井の
断熱材も全て交換していきます。
このリノベーションでは水回りの位置も
変えていく様な大掛かりなものになります。
唯一生かしていくのが、このガーデン部分。ガーデンというより里山の様ですね。
そうなんです、リビングからこの広大な庭をベストポジションで借景に取り込みながら、BBQ用の大きなデッキを新設して、カーテンも付けない、開放的な空間を作っていこう! そんな計画です。
この庭の山の上にはなんと、ドッグランスペースもあり、このお宅のパートナードッグのラブラドールとバーニーズが自由に駆け回れる、そんな恵まれた場所も用意されてます。
まさに、鎌倉のナチュラルライフが実現出来そうですね。
そして、このお宅がどんなデザインに生まれ変わるか、というと、
「The Santa Fe !」
日本のサンタフェスタイル住宅の草分け
である、ネイチャー・デコールのど真ん中のストライクゾーンです。
最近、時代の流れか、ほとんどサンタフェスタイルの依頼がなかったのですが、
やはりこの世界 好きな人は、まだまだ居るんですね~。
そうくれば、ドップリと本物の空間を
創りあげていきましょう!

 

今回もまた、ワクワクしながら励んでおります。(笑)

 

完成は、7月下旬の予定です。
大自然の中のサンタフェ住宅 ハマリ過ぎですね、
進捗をまたこのブログからご紹介しますので、お楽しみに!

 

「今日の現場 青葉区PARIS スタイルの家」

00.現場08.カラーリング(色について)07.モール20.『一枚の古い旅行写真から』の家

地元、横浜青葉区で進行している現場「PARIS スタイルの家」もいよいよ仕上げ工事に
突入しております。そこで、今日は朝早くから、左官工事、塗装工事、内装工事
などの仕上げ工事業者 皆に現場集合してもらい、オーナーさんを交えてのサンプルと
仕上げの確認の日となりました。

3月といってもまだまだ寒い日で、現場での長時間打合せは、結構こたえます。。

色JPG

色JPG

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今回のイメージスケッチをもとに、主要となる木部の色打合せ。

木部は全体的に「オスモ」の自然塗料で仕上げていくため、
その中の色サンプルからセレクトし、実際その色をお試し用の
塗料で、使用する部材に着色してもらい、色のバランスを計っていきます。

同じ色でも、樹種によって色ののり方が変わってくるので、
そこをなるべく合わせて行くために、塗り重ねの回数や色調合を
具体的に塗装やさんへオーダーしていく作業です。

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そして今回の家でポイントになってくるのが、この化粧面材使い。

「PARISスタイルの家」だけに、このあたりのディティールが肝となってくる訳です。

分厚い化粧面材のカタログの中から、決定した使用部材が現場に納品されてきました。
そうすると、次にカタログでは見えて来ない細かな納まりを現場で打合せしていきます。

突きつけた時の段差をどう出すか、面を揃えないで、少し出すことで重厚感が生まれる…

そんな事を、設計図を広げながら細部まで打合せしていきます。

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そして、実際のスケールでサンプルを大工さんに作ってもらい、
使用するカ所にあててもらい、最終的な仕上がりのイメージを膨らませながらの
確認作業を行っていきます。

余談ではありますが、今回この面材だけで80万円くらい材料費が掛かっているとのこと。。
….となると、この部分で坪単価約2万円はアップしてしまってる、と言うことか??

こうした、ディティールの積み重ねで、建築費って高くなってしまうんだな~と
あらためて考えてしまいました。

よく、坪単価◯◯!なんてあるけど、当然のことながら中身が違えば価格も違う、
簡単に比べられる訳ではありませんね。

やはり、丁寧にこだわってその家だけのオーダーメードで
創り上げるものには、安いモノはありません。(笑)

 

「いえみせ リノベーション.カフェ編」

00.現場12.リノベーション12.店舗併用住宅・いえみせ03.自宅がお店20.『ON THE HILL COFFEE』

 

新築住宅のデザイン&設計以外にも最近増えてきているのがリノベーション。
今回は、そんなリノベーションでも自宅の一部をお店にしてしまう「いえみせ」の
進捗のご紹介です。

ネイチャー・デコールのオーナーさんは、「いえみせ」をアートフラワーやアロマ、
料理やネイルなどのカルチャーのお教室しとて使われたり、
カフェやちょっとしたレストラン、そんな飲食スペースとしての
「場」をつくる事もよくあります。

最近、日本にも 「ブルーボトル.コーヒー」が上陸し、
ますますサードウェーブ.コーヒーが熱く注目されています。
サードウェーブ.コーヒーとは、大規模展開のチェーン店ではないローカルな
ロースター兼コーヒーショップのことで、よりこだわりを持った味やスタイルを提供 しよう…
というコーヒー業界の新しい流れです。

そこで今回の計画は築20年以上の建物の一角、郊外の丘の上にカフェを作る事になりました。

店名は「On The hill coffee」
今年、11月頃の完成に向けてデザインが開始されます。

外観
外観現状

外観は現状のブルーのサイディングの建物ですが、
「黒」や「木」そして「スチール」素材で
スケッチの様にエントランスやデッキ部分を含めた外構全体の
イメージを一新させようとご提案しました。

特に、緑溢れる里山の景色を借景にした、デッキコーナーが気持ち良いスペース
となりそうです。

内観

内観現状

どこにでもある、ご家庭風なこのキッチンの風景がイメージスケッチの
様に変わっていきます。
そしてカウンター前のホールは、思い切って天井を取り壊し
スケルトンにして天井の構造を見せてしまう計画です。

こういうスタイルのカフェはやはりカウンターのデザインが肝となってきます。

 オーナーがこの空間で提供したいこと、そしてコンセプトは、
『日々の生活の中で「コーヒーを淹れる時間」を、
自分や家族・友人のための時間として再発見すること。
効率化とは真逆の、コーヒーにまつわる時間、コーヒーを囲んだ時間が
「ていねいな暮らし」に変わっていく発見は、
暮らしを非常に豊かに彩るものであり、たくさんの人に体験して欲しい』。。。

そんな、言葉に表れるようです。

「ていねいな暮らし」良いですね。

進捗はまた、こちらでご紹介して参ります!

 

 

「ホームでの上棟式」

00.現場20.『一枚の古い旅行写真から』の家

 

昨日は、そぼ降る雨の中、

ネイチャー・デコールのホームである、
横浜市青葉区で上棟式がとり行われました。
桜並木の続く、いわゆる田園都市エリア
とても良いロケーションです。
桜並木に隣接したこのお宅は、
またひとつ、この街のランドマークとなってくれることでしょう。
ゴツいガレージ部分の擁壁工事も終わり、少し立ち上がった敷地に建物が建ちます。
春の時期の桜がさぞかし、
良い借景となることでしょう。
オーナーさんによる、
四方のお清めも終わり、いよいよこれからが本番です。
このお宅は、オーナーが若かりし頃訪れた「PARIS」の街並みに恋いこがれ、
それを自宅で再現すべく、
ネイチャー・デコールにオファーがありました。
さ~、オーナーの夢の実現に向けて、
頑張ります!

「湯河原の家」内部引渡し

00.現場05.アウトドアリビング(軒下・カバードポーチ)05.ウッドデッキ・バルコニー20.『COZYな時間の流れる家』

 

「湯河原の家」も外構工事を残し、内部だけの引渡しが行われました。

このお宅、なんどかブログでも紹介させて頂きましたが、海に近く、隣には川が流れ川のせせらぎと蛍も楽しめ、デッキからは花火も観れる、そんなロケーションに計画された、まさにリゾート住宅です。
まだインテリアコーディネートされる前の状態ですが、少しだけご紹介します。
白い壁が重なる装飾性を排除したシンプルな外観。
エントランスホールを入るとまず、
広ーいカバードテラスがあります。
カバードテラスの脇には、東側のリビング~ダイニング~和室に面した、
奥行き3m以上の大デッキスペース。
デッキの脇には小川が流れていて、
その川にせり出すデッキは、ちょっとだけ京都の川床を思わせます。
東側に面した全ての部屋から、
それぞれに表情を変えて、このデッキが
繋がっています。
現場に立って見ると、実際の広さ以上に開放感を感じる事が出来ます。
リビングはヘリンボーンの床に暖炉、
天井からは、しばらくネイチャー・デコールのオフィスに飾られていた、大きな
シャンデリアが吊られています。



スチールパーテーションのドアを開けると、キッチンへと繋がります。
グレーテラコッタの廊下の奥には、
離れの様に落ち着いた、和室空間が現れます。
アンティークのチューリップチェアが、
インテリアの出番を待っています。