「2016年も現場LIVEはじまってます!」
00.現場12.リノベーション20.『海外のドラマをヒントに』の家
この現場もいよいよ慌ただしくなってきました。
ネイチャー・デコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。
00.現場12.リノベーション20.『海外のドラマをヒントに』の家
この現場もいよいよ慌ただしくなってきました。
00.現場12.リノベーション05.吹き抜け06.耐震06.躯体工事20.『海外のドラマをヒントに』の家
栃木の小山で進行中のリノベーション。
00.現場12.リノベーション03.二世帯住宅(多世帯住宅)20.『海外のドラマをヒントに』の家
最近は、かなり遠方での仕事もあり、
今回の物件は栃木県の小山市。
大型のリノベーションがいよいよ解体工事からスタートします。
今回、オーナーさんから渡されたインテリアデザインのイメージは
なんと海外ドラマからのもの。
その海外ドラマとは、NYを舞台にしたドラマで「ホワイトカラー」。
主人公のニールの部屋をイメージして欲しい、というものでした。
たぶん高層の建物の最上階の部屋で
勾配の大きな天窓が特徴的。全体的には落ち着いた色調でここはNY、
スノッブ感溢れる印象をうけますね。
そして、大きな書棚とアンティークの家具、
ダイニングルームにある暖炉などがこの部屋のエレメントとなってきます。
まず、1階に大きな天窓のサンルームを増築しました。
「ニールの部屋」では天窓が一体空間にありましたが、
ここではあえて、サンルーム的な用途を持たせるために、
床材も替え、部屋は繋がっていながら、印象を変えていくようにしました。
ヘリンボーンの床からタイルに切り替わっていきます。
そして部屋の中心に暖炉。
これも、クラッシックなものは避けて、モダンな要素を取り入れています。
そしてなんといっても、この部屋のメインには、吹き抜けを通して
2階までそびえ立つ、大きな本棚です。
このような、図書館のような大きな本棚、ずっとやってみたかったんです。
これを取り入れるために、わざわざ天井を取り壊し、
リビングには今まで無かった、吹き抜けを設けることにしました。
家族皆が読書家のこのお宅には欠かせない、必要な用途のひとつでもあります。
お父様が大切にしてきた、巨大なスピーカーも部屋のインテリアに
マッチングして、より生かされてきたようです。
アンティークブリックにハンガードア。
こんなかたちで、ドラマのワンシーンをイメージに
創り上げていく、リノベーションも新しいですね。