09.想うこと

BLOG一覧

「本当に自分らしい住まいって?」

06.家創りのヒント09.想うこと

 

今月は、いくつかの新しい家のプレゼンをひかえ、そのプランニングにスタッフと

ディスカッションを重ねながら毎日格闘しております。

 

どのご家族にも、いつものように「家創りカルテ」を記入いただき、沢山のこれが好き!な

画像を集めてもらい、ヒヤリングをし、そしてひとつひとつそれらのオーダーをひもときながら、色々な生活のシーンを頭の中でイメージしてプランに落とし込んでいきます。

 

私がご提供出来るものは、「大浦比呂志」のデザインに暮らしてもらう家ではなく、

当たり前ですが、「本当にそのご家族らしい住まい」、

そこをデザインしていく訳です。

 

そこでポイントになるのは、「シンプル」で「実用的」で「家族のライフスタイルが反映されている」という点。

 

意味の無い装飾や複雑なデザインはしない! そして今の時代感や流行にとらわれた一過性のデザインはしない!

 

そして、もうひとつ大切な事は、その家族にとっての等身大で無理の無いフィット感。

 

ただ、無理の無いフィット感と言っても、なんでも良いわけではなく、

デザインのある暮らし、そしてスタイリッシュに暮らすには、

自分の目指す美意識をいつも持ちながら暮らすことが大切。

「テレビをリビングの中心には持っていきたくない!」

そんなオーダーを今回ヒヤリングしました。

家族によってこだわりは様々ですが、その美意識が大切なんです!

 

 

そうすることで、時間が経っても色あせず住む人のセンスが光る家となっていくものです。

 

住まいは、自分を映し出す鏡のようなものなんですね〜。

 

 

看板

「ネイチャー・デコール流 断捨離」

06.家創りのヒント09.想うこと

家を建て替えよう、またはリノベーションしようとなったときに、

まず悩んでしまうのは今ある膨大なモノ達をどうしよう~ということ。

特に親の代から何世代にわたって暮らしてきた家のリノベーションとなると、

自分だけでは処分の判断できないものもあり、手を付けられない、、そんなこともあります。

「断捨離」と言う言葉も出てきて久しいけど、なかなかこの「断捨離」というのも覚悟がいるもの。

でも、捨てるモノは捨てる、手放すモノは手放す!という事を徹底しないと、

理想的な新しい暮らしも絵に描いた餅となってしまいそう。

いままで、なんどもの建て替えやリノベーションを経験してきて

私自身が感じたポイントを勝手にあげさせていただきます。

 

1.納戸やストックルームに引っ越してきてからそのままになってる段ボールの中身は必要のないモノ。

2.部屋の整理中になにかを見つけたとしても、そこにそれがあったことを忘れていたならそれは必要のないモノ。

3.部屋を家賃と換算したときに、そこまでのものをしまい込む収納スペースってどうなんだろう?

4.これは、受け売りになりますが、「ときめくモノか、ときめかないモノか」で捨てる捨て無いを判断する。

5.大きな婚礼家具ってこれからの生活で本当に必要ですか?

6.いつか役に立つ、いつかまた使えるときが来る、で使ったモノってありますか?

7.今、必要なモノなのか? 「これは高かったなー」と当時の金額に左右されない。

8.シンプルに暮らすこと、足し算の暮らしではなく引き算の暮らしを目指したい。

 

なんのためのリノベーションか?

今よりももっと快適な暮らし、ということであれば、メモリアルよりも今日、明日、将来を素敵にするために

自分にとって本当に大切なモノはなにかを考えていくべきだと思います。

ネイチャー・デコールの考えるリノベーションとは、単に使い易くデザイン性のある快適な空間を創ることではなく、

生活自体をリセットし豊かにするためのリノベーションです。

だんしゃり

 

「なんかホームな感じ」

09.大浦比呂志 LIFE09.想うこと

 

まだ夕方、18時位な時間なんだけど、

なんだか仕事がはかどらず、もう早い時間から飲んじゃいたい…そんな気分の日。
以前から気になっていた、外にはジャクソンブラウンのイラスト、ファサードのデザインはなんちゃってSanta Fe、、
そんな駅の向こう側にあるお店。
少し散歩がてら覗いてみようと早々に事務所を出て行く事に…
18時過ぎの早い時間にもかかわらず、そのお店はオープンしていた。
二階建てになっていて、1階は立ち飲みBARで18時からオープン、
そして、少し形態の違う2階はアメリカンBARで21時から深夜過ぎまで年中無休で営業してるらしい。
しばらく飲んで少しほろ酔いになってきた頃、このお店のオーナーがやってきた。白髪の長い髪を後ろで縛り、インディアンジュエリーを身につけながら、
良い具合に日焼けした雰囲気のあるその風貌。
初対面でなんだか同じ様な匂いを感じてしまった、、
色々と話をしていくと、70年代、80年代のアメリカンロックが好きで、若い頃からサーフィンに明け暮れ、その時代のカリフォルニアカルチャーが好きで、ハーレー乗り、そして人好きが高じて地元で何軒かのBARを経営するかたわら、木に癒されて、ログハウスビルダーも掛け持ちしてる、、そんなナイスな経歴の持ち主。
当然、同じ様な匂いを感じる訳ですね!
帰る時には、「ひろし~また!」そんな感じで、熱い握手をして、、、
なんだか今日は新しい出会い、とてもハッピーな気分に浸って飲んでしまった!
30代や40代の頃は、柄にもなく異業種交流会的なものにもたまに参加して、無意味に名刺交換して、どれだけ有名な人を知ってるとか、こんなに大きなビジネスをしてるとか、今思えば馬鹿みたいな話をしてる輩達…息苦しいそんな場でなにか出会いがあれば、なんて少し思ってた時期も自分にもあったけど、
いまの年になると、嗅覚で反応し無理しないで、いれる人を嗅ぎ分けてる、そんな感じがします。
そういう意味で、今日はとってもホームな気分でナイスな出会いがありました!
また通ってしまう、そんな場が見つかりました。(笑)
、、、おやすみなさい。



「NDの家 住み始めて10年目のお言葉」

09.NDのオーナーさん09.想うこと

 

ホームページのWORKS内に、ネイチャー・デコールの家に住み始めて10年目のオーナーさんから、

“オーナーズボイス”をいただきました。

 

ネイチャー・デコールには、色々なご職業のオーナーさんがいらっしゃいますが、

このオーナーさんとは、もともと仕事を通じての関係でした。

 

その仕事というのも、住宅のサッシやドア、その他輸入建材を扱う会社の営業さんで、

ネイチャー・デコールに出入りしていた営業さんのひとり。
彼自身も仕事を通じて色々な設計事務所やデザイナーの仕事も見てきた上で、

私どもに声を掛けて頂けた、というのはとても嬉しい限りす。

 

先日、久々に彼と二人で一杯やりに行った時の話で、

「オーナーズボイス」も住み始めて日の浅い家もあれば、何年も住んでからの

オーナーさんの声も聞いてみたい、そんな経緯でメッセージをいただけました。

 

 

家は出来上がって終わり、ではなく、実際に住み始めてみると

予想以上のことも、予想外のこともあります。

むしろ想定の範囲だけであったら、その時はマックスの喜びも愛着は段々と薄らいでいくのでしょう。

時に手間がかかってみたり、思うようにいかないことも、

そこに家族が合わせ、家も自分にフィットしてきて、

家が自分の一部のような、自分が家の一部のような、そんな調和が生まれてくるのだと思います。

 

 

今回のオーナーさんからいただいた言葉からも、

そんな「家」と「家族」の関係性がみられます。

温かいお言葉に、心より感謝いたします!

 

○オーナーズボイスはこちらから →
https://www.nature-decor.com/works/detail33.html

1


2

 

「楽しい妄想、、、」

06.家創りのヒント07.窓05.ベランダ・テラス09.想うこと03.眺望を取り込む20.『casa brooklyn』の家

今、設計進行中の「藤沢市片瀬の家」。

この家の魅力はなんといっても、
片瀬の高台から見下ろす眺望!
遠くに相模湾、そして天気の良い日には
富士山も見れる、抜けの良いロケーションです。
その眺望をどう取り込むかが、
このお家を生かす、一番の「肝」となってきます。
となると、やはりLDKは二階にもってくる、というところを大前提に、ここの設計はスタート。
そして二階のLDKからこの景色をどう取り込むかを、いろいろシュミレーションして、
外のデッキに繋がる開口部の提案がはじまりました。
一案目
これは初回の提案です。
ビルトインされた暖炉を中心に、
リビングゾーンからもダイニングゾーンからも、wide2400ミリ程度の大きな引き違いサッシでデッキと繋げていく、という案。
一階から上がってくると、まずは中央の暖炉でインパクトを与え、そして外の眺望へと目を向けていく。
そんな、ワンクッションおいて、外を感じさせるプランです。
二案目
このプランでは、ビルトイン暖炉をダイニングテーブルの真芯にまるで「絵」の様に見える高さに移動し、その分デッキへの開口をwide3300ミリとひとつの大開口にまとめていく、という案
外と繋がる間口が3メートル以上もある、
というのが、初回の提案より開放感がアップすること間違いありません。
ただここで注意しなければならないのが、
その3メートル以上の開口にどんな窓を取り込むか?ということ。



     開閉時



    閉じた状態
これは過去のネイチャー・デコールの事例
一般的な提案では、この事例の様な
アルミ折れ戸を使うことが多いもの。
ただしこのアルミ折れ戸、開放した時は
良いのですが、閉じている時はどうしても、サッシのフレームが細かくて、ピクチャーウインドの様には、ガラス越しにスッキリと外を見ることが出来ません。
実用面やコスト面と言った総合的な部分で、ネイチャー・デコールの過去の事例でも大きな開口を設けたい場合、ほぼこのアルミ折れ戸を採用してきました。
今回の「藤沢市 片瀬の家」では、
開けた時の開放感はもちろんのこと、閉めている時でも、外との一体感を感じていたい、ということと、その眺望を最大限に生かし切るために決めた場所でもあります。
ここが一番の「肝」なんです!
そこで、通常のアルミ折れ戸の何倍もの費用は掛かってしまうのですが、
どんな大きな間口でも開放出来、尚且つ
大きなガラス面の窓が可能、という特殊な窓を採用することとなりました。
三案目
そこで、ようやくこの3案目のプランに落ち着きました!
欲張らずに暖炉は別の位置に移動。
その分、なんと5メートル以上の大開口を
手に入れることが可能になりました。
想像してみてください。
間口5メートルの大開口が大きなデッキと
繋がり、その先には相模湾に開かれた抜けの良い眺望!
外も中も無く、ひとつながりになる。
こんな贅沢って無いですよね^_^
ようやく、この眺望を生かし切る計画が整いました!
本当にここに落ち着くまでは、
歩いていても、お風呂に入っていても、
ごはんを食べていても、そればっかり考えていて、もうほとんど病気のよう、、
いつもいつも頭の中で妄想している。
これって「職業病」なんですね~
でも、それがなんか腑に落ちた時って、
栓が抜けたように、スッキリ。。
そんな感じで、毎回毎回いつも妄想しちゃってます。
うちの奥さんには、よく、人の話を聞いていない、、なんて言われてますが (笑)
ごめんなさい、そんな時はいつものように、妄想中です。。