12.リノベーション

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海外テレビドラマのインテリアをイメージ!」

00.現場12.リノベーション03.二世帯住宅(多世帯住宅)20.『海外のドラマをヒントに』の家

最近は、かなり遠方での仕事もあり、
今回の物件は栃木県の小山市。
大型のリノベーションがいよいよ解体工事からスタートします。

今回、オーナーさんから渡されたインテリアデザインのイメージは
なんと海外ドラマからのもの。
その海外ドラマとは、NYを舞台にしたドラマで「ホワイトカラー」。
主人公のニールの部屋をイメージして欲しい、というものでした。

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その「ニールの部屋」の感じはこんなイメージ。

たぶん高層の建物の最上階の部屋で
勾配の大きな天窓が特徴的。全体的には落ち着いた色調でここはNY、
スノッブ感溢れる印象をうけますね。

そして、大きな書棚とアンティークの家具、
ダイニングルームにある暖炉などがこの部屋のエレメントとなってきます。

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このイメージをもとにデザイン提案したのは、、

まず、1階に大きな天窓のサンルームを増築しました。
「ニールの部屋」では天窓が一体空間にありましたが、
ここではあえて、サンルーム的な用途を持たせるために、
床材も替え、部屋は繋がっていながら、印象を変えていくようにしました。

ヘリンボーンの床からタイルに切り替わっていきます。

そして部屋の中心に暖炉。
これも、クラッシックなものは避けて、モダンな要素を取り入れています。

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そしてなんといっても、この部屋のメインには、吹き抜けを通して
2階までそびえ立つ、大きな本棚です。
このような、図書館のような大きな本棚、ずっとやってみたかったんです。
これを取り入れるために、わざわざ天井を取り壊し、
リビングには今まで無かった、吹き抜けを設けることにしました。

家族皆が読書家のこのお宅には欠かせない、必要な用途のひとつでもあります。

お父様が大切にしてきた、巨大なスピーカーも部屋のインテリアに
マッチングして、より生かされてきたようです。

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リビングからダイニングエリアを見る。

アンティークブリックにハンガードア。

こんなかたちで、ドラマのワンシーンをイメージに
創り上げていく、リノベーションも新しいですね。

 

「和を感じる浴室回り」

00.現場05.パウダールーム05.バスルーム12.リノベーション02.石04.和モダンスタイル20.『八ヶ岳山荘』02.床材・その他

最近バス回りの提案で増えてきているのが、「和」を感じる浴室回り。

やはり日本人ですね~ 「和」を感じるお風呂は癒されるものです。

特にひのきの香りを楽しみながらのバスタイム、これは良いものです!

今回は、先日お引き渡しをした、八ヶ岳山荘での事例を紹介します。

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静かな別荘地の中のこの家は、お風呂もこのように温泉旅館の様。

W.1300 H.1500の引き込みサッシュを開口すると、
大きく外と繋がり、まるで露天風呂の様でもあります。

奥行きを持たせた出窓に設えた開口部からは緑が溢れています。

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壁はひのきではじめのうちは塗装をせず、数年間はひのきの香りを楽しみ、
水染みが気になり出した頃に、色と塗膜をつけることにしました。

床と浴槽には、十和田石を使ってます。
十和田石の特性は以前にもこのブログで紹介しましたが、
やはりなんといっても、滑りにくく、足の裏にきゅっと吸い付くような足触りでしょう。
それを浴槽の中まで貼り込んでいるのが、とても贅沢な印象を与えます。

透明のテンパライトガラスで洗面所と繋がってきます。

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洗面所も浴室同様、ヒノキの壁に十和田石の床で同じ仕上げになってます。

今回使用した洗面台のトップは、傷の付きにくい人工大理石で
「クォーツ人造石」というものを採用。
それは、どうしても天板に濃いシックな色味を持っていきたかったので、
傷が目立ちにくい材料は、、と探したところ行き着いたのが
この「クォーツ人造石」でした。

極力余計な装飾を排除して、この間接照明と素材感、
そしてシンプルで上質な衛生陶器でまとめたのがこの洗面スペースです。

「和を感じる浴室回り」は現在マイブームなので、
しばらく事例として増えてくる予感です。(笑)

 

「カラフルメキシカンタイル」

01.造作家具02.タイル00.現場05.パウダールーム07.シンク・バスタブ・トイレなど衛生陶器12.リノベーション05.キッチン20.『サンタフェ・リノベーション』の家

久々に使用した、カラフルなメキシカンタイルの施工事例です。

いびつで、独特なカラーリング、懐かしさもあるこのタイルは
やはり、とっても愛らしい ヤツです。

1.キッチンとアイランドカウンターでの使用。
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2.洗面所での使用
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シンクも、タイルの絵柄に合わせてセレクト出来ます。

コーナーの竹タイルが、昔っぽい。

3.パウダールームでの使用
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メキシカンタイルの赤みと合わせるように、
パウダールームの壁をメキシカンなオレンジで華やかに可愛らしく。

巾木も同じ色のブルーでまわしています。

 

「ガラスの映り込みを計算できなかった。。。」

00.現場12.リノベーション12.店舗併用住宅・いえみせ03.自宅がお店20.『ON THE HILL COFFEE』

今、進行中の「いえみせ リノベーション.カフェ」より、今日の現場です。

このカフェは、小さいながらに丘の上のロケーションを生かし 、
大きな開口部からは、緑に溢れる外の景色を室内にも取り込めるような
ピクチャーウインドを何カ所か計画しています。

そのピクチャーウインドからは見る位置で、違った景色が楽しめる、、

ところが、そんな計画の時には計算できなかった思わぬ問題が発覚!

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奥まった席に、裏山が独占できるカウンター席とその目の前に
大きなはめ殺しのピクチャーウインドを計画したのですが、
この通り、反対側の大開口の自然光が強すぎて、反射してしまい
ガラスに身を乗り出さないと、外の緑が見えて来ない…
こんなことになってしまってます。

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もともとここには壁があり、窓も小さな窓が付いていたのですが、
その壁を取り外し、窓も大きく天井まで入れ替えました。

以前は壁もあり、反対側の自然光が入り込んでこなかったので、
小さな窓からでも、充分な外の緑が見えていました。

壁を取り壊してしまった現状は、どんな角度からでも、
また、日が出ているときはどんな時間帯でも 、
このように、反対側の景色が映り込んでしまいます。

ひととおり、仕上がりが見えてきてから、仕上がりの壁の色の反射も見ながら、
どこをどう違和感なく塞ぐかを検討課題として持ち帰って来ました。

このままでは、折角のピクチャーウインドがその役目を充分に果たせていません。。

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カウンターの古材も良い感じに仕上がってきました。

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もうひとつの、お楽しみのスペース。

外の大きなデッキも雨の中着々と工事が進んでおります。

このデッキの広がりも想像通りです。

このお店、オープンはゆっくりのこの秋ですが、また進捗はお知らせしますね。

 

「遂に完成!八ヶ岳山荘リノベーション」

00.現場12.リノベーション20.『八ヶ岳山荘』

 

先日完成した「鎌倉の家」に続き、同時に進めてきた八ヶ岳山荘の

大型リノベーションも本日完成しました!

まだ、細かな残工事は残すものの、お盆前の完成ということで

ぎりぎりですが、予定のスケジュールで納まりました。

当たり前な話しですが、どの家も深い思いを持って、

色々なシチュエーションを思考しながら進めております。

この八ヶ岳山荘においても、普段ではなかなか出来ない恵まれたロケーションと

スケール感のリノベーションだったため、自分の中でもかなり入れ込んだ現場でした。


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建物の外見は現状を生かしましたが、外壁の左官の仕上げは

今回すべて塗り替え、装いも新たに生まれ変わりました。


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アプローチ

勾配天井の長いエントランスからのアプローチ。

ダイニングまで一直線に抜ける見通しは圧巻です。

歪で、色もバラツキのある素焼きのテラコッタタイルが温かい印象を与えます。


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長いエントランスアプローチから60㎝高低差があり、

階段を下がると、構造が現しの吹き抜けリビングが迎えます。

床は、オーク材ヘリテージユーロで仕上げてます。

大開口の吹き抜けのガラスからは明るい自然光がいつもサンサンと降り注ぎます。


和室


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今回はモダンな囲炉裏に挑戦しました。アイアンでオリジナルの自在鉤を製作。正面の壁は、藍染めした和紙で一面アクセントウォールもともと、2階に部屋があったところを、取り壊し吹き抜けにして囲炉裏部屋に改造しました。

琉球畳の香りが和やかな気持ちにさせてくれます。


暖炉

そしてリビングにはもうひとつの主役のストーブが。

吹き抜けに向けてまっすぐ伸びていく煙突はいさぎいいものです。

今回のストーブは、デンマークのもので、ガラス面が大きく火が存分に楽しめ、

空間にもモダンに溶け込むデザインのものをセレクトしました。

ストーブの足下は、南部砂利を入れた土間のたたき仕上げで、

ナチュラルな風合いに。


ダイニング



リビングから更に30㎝下がったスペースがこの家のダイニングスペースです。緑の中にせり出したような、この空間はサンルームの様で、外の明るい日差しをあびながら食事が出来る、そんな空間です。ラフな白い板貼りの壁、白い格子の窓、そして天井の古材がとてもコージーで明るい印象を与えています。


キッチン

アール壁の奥には、アクセントタイルを貼った、

外を見ながら調理が出来る、キッチンスペース。


室内バルコニー

2階からは吹き抜けを見下ろす、室内バルコニーを作りました。

ここはもともと壁があった部屋ですが、その壁を大きくアール型にくり抜き、

1階のリビングと繋げることで、階下の気配を感じながら使える、書斎スペース

DENが誕生しました。


バス 



十和田石とひのきで仕上げたバスルームからもこの景色。ひのきのアロマを感じながら外の緑を楽しめ、温泉の様な設えです。
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リビングともダイニングとも隣接したこの大きなデッキスペースが

本当に気持ちいい!

大勢でBBQが楽しめる大空間です。

今回はポイントのごく一部を紹介しましたが、

まだまだ見所満載のこの山荘です。

各エレメントやディティールは盛りだくさん!

そちらは、またあらためて紹介しますね。