「丘の上の家・引渡し」

 

2017年、年明け早々の引き渡しの家、第一弾。

「丘の上の家」、本日無事引き渡しを終えることが出来ました。

 

この家はネイチャー・デコールの家としては珍しく、

素材を統一し、装飾的なことを極力排除し、オーナーが生活しながら色付けていく、そんな考え方で進めてきた家です。

 

全体的にはとてもシンプルで、余白と伸びしろを

残したイメージになっています。

 

桑.1

 

桑.2

 

桑.11

 

桑.4

 

桑.5

 

桑.6

 

桑.7

 

桑.8

 

桑.9

 

LDKは、巾広のオークの床材に壁面はフランス漆喰の「アバナ」。

 

LDKの巾木は無し、ドアや開口部の枠も隠し枠とし、

ホリゾントにして照明の取り付けベースを目立たなくしたり、

いつもは家具の取っ手をアクセントにしたりしてますが、ここでは

取っ手を付けずにすべて手掛けにして、目地のラインを通してます。

また、化粧目地でコーナーを整えたり等々、派手には見えてきませんが、

地味に細部にこだわり、まとめています。

 

建築と同時にカーテンも家具も意匠照明もガーデンも、

トータルでコンセプトを合わせて提案していくのがネイチャー・デコールの

一般的な暮らしの提案ですが、この「丘の上の家」は

空間としての主張をし過ぎず、これから時間を掛けてオーナーさんが

空間全体を自分らしく仕立てていきます。

 

この引き渡しに対し、とっても喜んでいただくことが出来ました。

 

 

半年後、一年後とこれからの家の成長が、自分の事のように楽しみです。