Don't think. F E E L ! 大浦比呂志の五感で感じる暮らし

ネイチャーデコール主宰 建築デザイナー大浦比呂志のこだわりの世界観を、建築、インテリアの事例やライフスタイルにスポットをあてながら紹介して参ります。

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2017年6月一覧

  • 2017/06/30

    「無垢フローリングが良い、、は昔の話し」

    02.床材・フローリング20.『casa brooklyn』の家

     

    よく昔は、床に20ミリの無垢のフローリングを使って、、、などとその素材の

    厚さを誇らしげに語ったりもしたものです。

    新建材のフローリングよりも、見た目の質感も温かさも感じるのが無垢材の良さです。

     

    しかし昨今、床暖房の一般的な普及で、無垢材はほとんど使われなくなってきました。

    質感の良い無垢材でも、床暖房の熱によって反りや隙間など木の動きが出てしまう。

    かといって、床暖房の普及と共に出てきた、

    いわゆるメーカー押しの「床暖房専用フローリング」では、価格も高い割に良い素材の

    ものが選べず、なかなか選択の巾が限られていたところに、

    最近では、複合フローリング(エンジニアフローリング)で、あらゆる樹種を扱っている

    メーカーも出てきました。

     

    ネイチャーデコールで作る家で、床暖房があるところはほとんどが、

    その複合フローリングを使用しています。

     

     

    複合フローリング.1

     

     

    フローリングの断面とスペックはこの写真の通りです。

     

    表面には4㎜の無垢材を使い、合板が芯材となっているため、

    大量生産の新建材フローリングとは全く異なり、

    無垢感・木質感の仕上がりでありながら、床暖房でも木が動くことなく安心して

    使用出来ます。

     

    また、あらゆる樹種の中から選べるのも最大の魅力であることと、

    複合フローリングのため、フローリングの板巾も180㎜〜220㎜といった

    存在感のある太い巾で仕上げる事が出来る事もメリットです。

     

     

     

     

     

     

    ○先日竣工した「casa brooklyn」の家の事例でも、この複合フローリングを使用してます。

    複合フローリング.2

     

    複合フローリング.3

    板巾190ミリの巾の広いヨーロピアンオークで、

    ダーク色〜グレー色を基調とし、経年した風合いを表現した床材です。

     

    こうして仕上がりを見ると、とても4ミリの表面無垢材には見えませんよね。

     

    無垢材と比較しても、決して安価な素材ではないのですが、

    あらゆるメリットを考え、この複合フローリングは今後益々、定番化していきそうです。

     

     

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  • 2017/06/26

    「都会の中のオアシス」

    05.ガーデン&外構05.屋上09.NDオーナーのライフスタイル20.『TOKYO LOFT STYLE』の家

     

    2010年に竣工した、大田区「TOKYO LOFT STYLE」の家。

     

    昨年、屋上部分と寝室に繋がるベランダ部分にちょっとした小庭を作り

    大分 緑も根付いてきたとの事で見せて頂きました。

    ここは、都心部の大田区でありながら敷地面積が110坪くらいある家なので、

    庭作りにもこだわって作り込んできましたが、

    さらに屋上やベランダ部分にまで癒しのグリーンスペースを増やしてきました。

     

     

    オアシス.1

     

    オアシス.2

     

    オアシス.3

    これは2階の寝室から繋がるベランダ部分に作り込まれたグリーンスペース。

    池からしたたり落ちてくる水の音がまた涼しげで、

    寝室に居てもかすかに聞こえてくるその音は、都会の中のオアシスの様。

     

    一年ちょっとで、こんなに緑が自然に育ってきてます。

     

    日射しが強い屋上部分なので、すべて自動灌水装置が水やりをしてくれるようです。

     

     

     

     

     

    オアシス.4

    この家のエントランスアプローチ。

     

    大きなジャカランダの木をくぐり、水盤を飛び石で渡って玄関まで入っていきます。

    とてもワクワクとドラマチックな演出でアプローチされます。

     

     

     

     

    オアシス.5

    途中の、バラガンピンクの壁も印象的。

    「アパガンサス」も綺麗に色付いていました。

     

     

     

    オアシス.6

    最近では、かなり見間違うくらいに良くできた人工芝も出ていますが、

    やはり、手を掛けれれば自然芝の方が良いですよね。

    ここにも、しっかり自動灌水装置が設置されています。

     

     

     

    オアシス.8

    犬も伸び伸び、、

     

    庭には温水シャワーも用意してあるので、温かい時期はわんこ達を庭で洗えます。

    そして、なんとここの家のわんこ達はタオルを敷いてあげると、

    お風呂の後は自分達で勝手にカラダを拭くようです。(笑)

     

     

     

    この家、インテリアデザインは「LOFT STYLE」でかなり極め込んでいますが、

    それとは相反した感じの癒しのグリーンスペース。

    都会の中のオアシス、なんて言葉がぴったりハマリそう〜 そんなお宅です。

     

     

     

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  • 2017/06/20

    「今までの生活をリセットして、三度目の家創りに!」

    09.NDのオーナーさん09.想うこと20.『casa brooklyn』の家

     

     

    ネイチャーデコール新作事例WORKSに、「オーナズボイス」をいただきました。

     

    内村.1のコピー

     

    内村.2のコピー

    ここのところ何回か訪れたケースですが、三度目の家創りにお声かけ頂けた、という

    とてもありがたいケースで、「終の住処」として私どもに設計をご依頼頂きました。

    「家とは三度建てて分かるものだ」などと、よく言われますが、なかなか経済的にも

    気力的にも家を三回も建てるなんて言うのは現実的な話しではないし、

    出来る事なら一回で満足のいく自分らしさが反映された家であるべき、と常日頃

    考えながらこの仕事に挑んでいるわけですが、

    家にとことんこだわり、自分たちらしいライフスタイルを追求した結果、

    今までの家をリセットして、私どもに「終の住処」として夢を託してくれた、

    今回の事例はそんなケースでした。

    「10数年前から思い描いてきた幸せの光景が実現した」というオーナーさんの

    お言葉に、本当にこの仕事をしてきて良かった、そんなことを痛切に感じました。

     

    また、今回のオーナーさんご家族との出会いに感謝し、この「オーナーズボイス」

    ありがたくいただきます。

     

    ○オーナーズボイスはこちらから → http://www.nature-decor.com/works/detail111.html

     

     

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  • 2017/06/19

    「一層、一層、丁寧に、、地層壁を仕上げています」

    00.現場02.壁材・左官

     

    今、習志野で進めているネイチャーデコール流リゾート住宅。

     

    ここで試みている「地層壁」

    「版築壁」とも言いますが、その全貌が段々見えてきました。

     

     

    地層.1

     

    地層.2

     

    地層.3

    「地層壁」を使っている場所は、玄関ホールで階段のある吹き抜けの部分。

    階高5.5メートルある、大きな壁面を「地層」に見立てて仕上げていきます。

     

    今回は「まさど土」などの土をベースに全体的に土色のグラデーションで表現。

    地層の層となる部分は、一層一層ライン養生をしながら、、

     

     

     

    地層.4

     

    地層.5

    2階の階段ホールは良い感じに仕上がっています。

     

    層ごとに色を変え、骨材の配合バランスを変え、層の太さもアレンジしながら、

    地層の様な自然観を出していきます。

     

    この仕上がりは、圧倒的な存在感とボリューム、インパクトがあります。

     

     

     

     

    地層.6

    お〜、まだまだ完成まで時間が掛かりそうで、この一層を仕上げるのに

    かなりの時間を要します。

     

    もうひとふんばり、よろしくお願いします!

     

     

     

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  • 2017/06/14

    「一枚のイメージ画像から忠実に再現」

    00.現場01.擬石・擬木・造形20.『海外生活経験をベースに』

     

    ここのところの忙しさから、このブログもかなり空けてしまいました。。

     

    若い頃から、継続して同じ事を繰り返し行うのがとても苦手な自分ではありますが、

    このブログの中では、発信することが多く、こんな事もお知らせしたい、あんな事も

    お知らせしたい、、と、まだまだお話ししたいことがいっぱいで、

    自分らしくなく結構続いているのが不思議です。

    そして、何日もこうしてブログの更新を空けてしまうと、罪悪感すら感じてしまうのも

    また、不思議です。 いつの間にか、そんなマメな自分になっていた。(笑)

     

     

    さて、今日はいま進行中の横浜市青葉区「海外経験をベースに」の家。

    7月の完成に向けて、仕上げの業者さんで賑わって参りました。

    今回お知らせするのは、ネイチャーデコールお得意の擬石WORKSについて。

     

     

     

    再現.1

    ヨーロッパの古い邸宅のイメージで、そもそもあった躯体の石積み構造の壁を、

    新しい住宅の中で再現出来ないか、、と考えていたところ、

    オーナーから渡された一枚の画像。

    なかなか良いバランスの画像ですね〜

    こんな石積みは、新たに石を積むことでは再現出来ないので、

    ここは、この画像のニュアンスをもとに、別の手法で創り上げていかないとなりません。

    となると、ネイチャーデコール・マジック、擬石WORKSの出番ですね。

     

     

     

     

     

    再現.2

     

    再現.2-2

    そして出来上がったのが、この壁です。

    窓廻りにまぐさ代わりのブリックのアクセントも入れながら、

    かなり忠実に再現出来ました!

     

    画像では伝わりきらない、石ひとつひとつのディティールや、目地の具合など、

    誇張してやりすぎない、といった自然感がとにかく重要で、

    良く目にする、アミューズメント施設やショップの様になってしまうとダメなんです。

     

    そうして出来上がった壁、これは本物の石積みの再現です。

     

     

     

     

     

    再現.3

     

    再現.4

    これは、はじめの造形の段階。

    ここでは、固まりが遅く肉厚(盛りつけ)がし易い、造形専用のモルタルを使用します。

    石を積み上げていくことをイメージしながら、絵を描くように人の手で形状を作っていく、

    という大切な工程です。

     

     

     

     

     

    再現.5

    造形が出来上がると、こんどは色付けの為に、いったん白でベースを作り、

    その上から、エージングの技術で石に濃淡を出していきます。

    ここでも、画像を見ながら絵を描くように着色していきます。

     

    そして、決め手となるのが目地入れ。

    実際の石目地みたいに隙間を目地で埋めていき、石が積み上げられた様な表現を作ります。

     

    ここまでの作業を、アーティスト4人~5人で一週間以上の日数を掛けて完成させていきます。

     

     

     

     

     

    再現.6

    一般的な家創りの常識を越えたフィニッシュワーク。

     

    完成して出来上がったものは勿論重みと存在感があるわけですが、

    素材やものを選んでいく工程であったり、壁一枚に費やす手間と時間、そして情熱。

    こうしたひとつひとつのもの作りの工程のバックストーリーが、

    家をより豊かなものにしていきます。

     

     

     

     

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